平均月謝が安い格闘技はどれ?
次は海外の格闘技の月謝を調べてみた。数が多いため、今のところ自分がやってみたいと思う候補9つに絞っている。また、日本の武道に比べると道場数が少ないため、中央値ではなく代表的な道場・ジムの月謝を採用している。
ジークンドーの月謝
日本振藩國術館(都内各所)によると、月謝はない模様。はじめに用意しないといけないものも特になし。その代わりに場所代や道具代などをみんなで負担し合うシステムになっている。要するにサークルや同好会のような感じのようだ。
…いくら払えばいいのかも分からないし、このシステム、面倒ごとも多そうだ。町内会の役員でさえかなりめんどくさいのに、これは町内会と同じくらいめんどくさそうなにおいがする。実際にそうではなかったとしたら申し訳ないが、不安要素しかない。知名度は高い割にジークンドーやっている人を見たことがないのはもしかしてこのシステムのせいでは…ちょっと町内会でうんざりしているおじさんにはハードル高め。
シラットの月謝
アーバンシラット(代々木)が日本で一番大きなシラットの道場のようだ。こちらは入会金10,000円の月謝5,000円というシンプルな構成。入会金以外の初期費用も特にいらないし、良心的な感じがする。
サンボの月謝
SKアカデミー(新宿)によると月謝は10,000円。入会金については記載がなかった。
システマの月謝
システマジャパン(新宿・水道橋)によると、年会費10,000円・月謝10,000円で入会金はなし。初年度はさておき、入会金なしの月謝11,000円と言う感じになる。月謝は分かりやすくて明朗だが高い部類に入ると言えるだろう。
クラヴマガの月謝
クラヴマガジャパン(青山・市ヶ谷)は入会金が11,000円の月謝11,000〜20,000円。月謝だけだと最高に高い。
マガジム(赤坂・六本木)も同様で入会金10,000円の月謝9,500〜14,500円で、かなり高めの価格設定になっている。
クラヴマガのジムはこの2つが代表的だが、この金額設定はなかなか厳しい。
太極拳の月謝
東京太極拳協会(上野)は年会費・月謝ともに6000円という極めてシンプルな構成。どこもこれくらいシンプルだと助かる。
詠春拳の月謝
JSジム(新宿・中野・武蔵小杉・新丸子)の場合、入会金10,000円の月謝10,000〜15,000円。意外に、クラヴマガ並の価格設定。
アーチェリーの月謝
アーチェリーは教室自体が少なく、代表的な習える場所なども見つからないため月謝については割愛。習うというよりは、サークルや部活で練習を積む人が多いようだ。
初期費用は予想以上で、弓矢や周辺の道具を揃えていくと合計で最低でも10万円、平均で20万円はかかるとのこと。
エスクリマ(カリ、アーニス)の月謝
モダンアーニス(中野・下北沢等各所)は入会金6,000円で、月謝はなくその都度払い。一回あたり1,500円〜2,500円なので、月8回通うと考えると16,000円になる。思っていたより高め。
結論
海外の格闘技は日本の武道と比べるとかなり高いことが多いようだ。希少性やブランドによる付加価値もあると思うが、競技人口の母数が少ないために顧客単価を高くしないと利益が出にくい構造になっているのかもしれない。